リトミックって結局なに?歴史・メリット・デメリットを徹底解説

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リトミックって?カラフルな背景に茶色の文字 はてなに三毛猫が隠れている
おハル

はぁ〜、、、

ポコペン

おハル、どうしたの?

おハル

ピアノでうまくリズム取れなくって、、、

ポコペン

リズムかぁ〜
あっ!!そういえばリトミックってリズム感つくらしいよ!

カメゾウ

ボクも聞いたことある〜!
ピアノ上手くなるだけじゃなくってもっといいことあるらしいよ〜?

おハル

そうなんだ!で、そのリトミックって何〜?

ポコペン

ん〜〜〜〜、よくわかんない〜!
カメゾウ知ってる?

カメゾウ

ん〜〜〜〜、知らなーい!!

こんにちは、元ピアノ・リトミック講師のさいだえりです。

今回は、お子さんの習い事として人気のリトミックについて、歴史やメリット・デメリットを徹底的に解説していきます。

リズム遊びだったらリズム感が良くなるだけでは?

ただ遊んでいるようにしか見えない、、、

結局なんなのかいまいち分からない、、、

そんな印象を受ける方は多いと思います。

実際に私もリトミックがここまで色々な成長に結びつくとは思っていませんでした。

リトミックを一文でまとめてみると、

音楽やリズム遊びを通じて、子どもたちの身体的・知的・感性的な発達を促す教育法!です!

そう言われても、なかなかピンと来ませんよね?

少しだけ歴史から見ていきましょう〜。

目次

リトミックの歴史

リトミックは音楽教育の一種として、スイスの作曲家・音楽教育家のエミール・ジャック=ダルクローズ博士が考案しました。

博士はピアノのレッスンで生徒の演奏を聴き、

『指は回っているし、綺麗に弾けているけれど何か足りない。』


『何が足りないのだろう?』

そのように感じ色々と考え始めます。

そして音楽を聴くだけではなく、身体で感じることが大切なんだと言う考えにたどり着きました。

そこで、音楽に合わせて手足を動かしたり、声を出したり、色んな楽器を演奏したりすることで、音楽のリズムや表現を身につける教育法を開発しました。

これがリトミックの始まりです。

それからリトミックは20世紀初頭にヨーロッパで広まり、日本には1920年代(大正9年頃、第一次世界大戦後)に伝わりました。

音楽学校に行ける人はごくわずかな時代です。


当時は音楽学校や音楽大学などでしか行われていませんでした。

日本の一般家庭に浸透し始めたのは1950年代以降(昭和25年頃、第二次世界大戦後)と言われています。

そのころ日本の教育界では幼児教育における新しいアイディアやアプローチが模索されていました。

リトミックもその一環として受け入れられます。

特に幼稚園や保育園などで取り入れられ、子どもたちの音楽や運動能力を発達させるために広まりました。

そして現在では、習い事や、保育園、幼稚園、子ども園などでも多く取り入れられいます。

では、リトミックを習うことにはどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?

それでは私の経験や調べたことも含めて、それぞれご紹介します!

デメリット

まずはデメリットです。

【デメリット1】
教室によっては費用が高い場合がある

リトミックは専門的な教育法なので、教室によっては費用が高い場合があります。

例えば、月謝や入会金だけでなく、教材費や発表会費などもかかることもあります。

また、教室の場所や時間帯によっても費用が変わるでしょう。

習わせたいお教室の予算や条件が納得のいく内容か調べてみましょう。

【デメリット2】
レベルやカリキュラムが異なる場合がある

リトミックは色々な方法で行われているので、教室によってはレベルやカリキュラムが異なってきます

例えば、年齢や経験に応じてクラス分けされている場合や、個人指導やグループレッスンの違いなどです。

また、教室の目的や方針によっても内容や進度が変わる場合があります。

お子さんやお母さんの目的に合った教室を選びましょう。

【デメリット3】
資格や経験のない先生がいる場合がある

リトミックは指導者の経験値やとても分かりやすくレッスンに反映されます。

教室によっては資格や経験のない先生が担当していることもあるかも知れません。

例えば、リトミックの指導者としての法律的には資格はありませんが、教える以上は一定の条件を満たす必要はあります。


条件というのは、リトミックの歴史や理論を学んでいるか、実践、体験してきたかどうかです。

法律的な資格がない代わりに民間の資格は存在しています。


私も民間のリトミックを学べるセンターに5年通い、ディプロマB(後輩の先生に教えられる資格)を取得しています。

ピアノを30年弾いてきましたが、リトミックは一朝一夕で獲得できるもではありませんでした。


と同時に少しずつですが確実に身についてくる感覚は確かにあります。

リトミックを習う時には先生の想いや経験をサラッと聞いてみましょう。

【デメリット4】
音楽に興味を持たない場合もある

リトミックは音楽と体を使って楽しく遊ぶことができますが、お子さんによっては音楽に興味を持たないことがあります。

例えば、低い音や大きな音に対して恐怖や嫌悪を感じる場合や、音楽以外のことに夢中になってしまうこともしばしば。

音に沿った動きが窮屈に感じてしまう事があるかも知れません。

100%音楽への関心や愛着が育まれる習い事ではないと心に留めておきましょう。

ここまでがリトミックのデメリットです。


正直に言うとリトミックは『教室によって、先生によって、』の部分がかなり大きいです!!


私も実際に経験値のある先輩先生と一緒に保育園でのレッスンをしてた頃、

『へぇ〜!こんな伝え方があるのか〜!』

『こういう時の対応は、こうすればスムーズなのね!』

と目から鱗の日々でした。

それが段々と自分にも身についてきて、レッスンで色々なお子さんとも出会っていいレッスンに繋がったと思います。

では、次はメリットです。

きっとリトミックを習いたくなっちゃいます♪

メリット

【メリット1】集中力や協調性が身につく

リトミックでは、音楽に合わせて一定の動きや声を出します。

なので音楽を常に聴きながら周りの人と動きを合わせたりすることが必要です。

お子さんの集中力や協調性が高まります。

【メリット2】リズム感や音感が養われる

リトミックでは、音楽の高さや長さ、強さや弱さなどを身体で感じることができます。

これによって、お子さんは自然と音楽の基本的な要素を感覚としてわかるようになります。

また、音楽に合わせて歌ったり、楽器を演奏したりすることで、音程や音色なども覚えることができます。

お子さんのリズム感や音感を養います。

【メリット3】想像力や創造力が豊かになる

リトミックでは、音楽に対して自由に表現することができます。

例えば、音楽のイメージに合わせて動いたり、自分の気持ちを歌ったり、オリジナルの楽器を作ったりすることがあります。

これには音楽を聴いて想像したり、自分の考えを形にしたりすることが必要です。

お子さんの想像力や創造力を育みます。

【メリット4】自己表現能力が高まる

リトミックでは、音楽を通して自分の感情や思いを表現することができます。

例えば、音楽に合わせて笑ったり、泣いたり、怒ったり、喜んだりすることがあります。

これには自分の気持ちを認識したり、相手に伝えたりすることが必要です。

お子さんの自己表現能力を高めます。

【メリット5】音楽を楽しむ心が育まれる

リトミックでは、音楽を聴くだけでなく、参加することができます。

例えば、音楽に合わせて踊ったり、歌ったり、演奏したりすることがあります。

これには音楽に対して興味や好奇心を持ったり、感動や喜びを感じたりすることが必要です。

お子さんの音楽を楽しむ心を育みます。

【メリット6】身体・運動能力が高まる

リトミックでは、音に合わせて走ったり、スキップしたりするなど、全身を使ってさまざまな運動を行います。

例えば、うさぎさんになりきってジャンプしたり、リズムを足でステップしたりします。

これにより、お子さんは自然と身体のバランスや協調性を養い、運動能力を向上させることができます。

【メリット7】 問題解決能力が鍛えられる

リトミックでは、教える人の言葉ではなく音を聞くことで反応したり表現したりし、体を動かします。

例えば、音の変化を聴きとって今までの動きを違う動きに変えたり、動きを止めたりします。

これにより、お子さんは音楽のリズムやパターンを理解しそれに応じて身体を動かすことで、認知能力を発達させることができます。

パターンや構造を理解することは、論理的思考や問題解決能力を向上させるのに役立ちます。

【メリット8】 集中力・記憶力が向上する

リトミックでは、リズムや音に合わせた動きや行動があって、それらを覚えて聴こえた音に反応して動きを変えていきます。

例えば、アリさんの音では小さく刻んで歩く、ゾウさんの音では大股でどっしりと歩きます。

流れてくる音に対して集中して、記憶している動きを再現することで集中力と記憶力が鍛えられます。

【メリット9】 コミュニケーション能力が高まる

リトミックでは、グループでのレッスンを通して、先生や一緒に参加している友達と関わる機会が多いです。

例えば、お友達とリズムに合わせてボールの渡し合いをしたり、同じ音を聴きながら自分の感じた動きをしたりします。

これにより、お子さんは自然とコミュニケーション能力を養い、社会性を育てることができます。

まとめ

今回は私が指導者として経験して感じとったリトミックの歴史とメリット、デメリットです。

最近ではリトミックは幼い子だけでなく、健康促進やストレス解消として大人にもにも取り入れられています。

まだまだメリットは書き尽くせないほどありますが、私の感じてきたリトミックって?をお伝えさせていただきました!

お教室や先生との合う合わない、子どもさん自身の状況によってはデメリットもあります。

でもそれ以上に子どもさんの発達に多くの刺激を与えることができる教育法です♪

もし、すぐに音楽教室に向かうことに抵抗があるのなら、お近くの公民館や子育て支援のセンターに問い合わせてみてください。

また、最近ではオンラインレッスンでもリトミックを体験できますよ♪

お子さんとの時間を楽しみながら、たくさんの能力を開花させてください♪

子育て中のママさん!!
応援しています!!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が参考になったら嬉しいです♪

また、リトミックに関する質問や意見があれば、お気軽にお寄せくださいね。
それではまたお会いしましょう〜♪

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さいだえりについて

♪ピアノ歴30年 指導歴16年 リトミック歴5年

♪独学で調理師免許、日商簿記3級取得

♪今は和菓子屋さん

♪ピアノってすごい!
5年離れてみて、改めてピアノの素晴らしさを実感!
ピアノにまつわる情報をいろんな視点から発信していきます♪

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